バズリクソンズ/Buzz Ricksonfs/ アーミー マッキーノ コート 1930年代 モデル メンズ

このコートは、1930年代にCivil Conserbation Corps(資源保存市民部隊)に支給されました。この部隊は世界大恐慌の最中、25歳までの失業者によってに運営され、キャンプを通じて職業訓練を施すことを目的としていました。道路建設や土壌保全のための小規模なダム作りなどの公共事業、森林の伐採、植林などの国立公園の維持管理事業に従事させました。また、この様なコートは通称「マッキーノコート」と呼ばれ、その語源は木材の切り出し地としてミシガン州マッキノウの地名にちなんだ名称と言われていました。陸軍では、古くから厚手のウールブランケットを使用したマッキーノコートを採用してきましたが、そのほとんどがオリーブ色であるのに対し、1935年に開発されたこのコートは、陸軍にしては非常に珍しいネイビー色となっています。前身頃の肩から背中下部まで二重に貼られた贅沢なディティールは、荷担ぎによる肩の負担軽減と防寒を兼ね備えた結果でした。